えひめ丸10年目の慰霊式

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今日は、愛媛県立宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」がハワイ沖で米国の原子力潜水艦に衝突されて9人の生徒さんが亡くなるという事故があってからちょうど10年目となる日です。
毎年行われていますが、今年もカカアコウォーターフロントパークで慰霊式が行われました。今まで行ったことがなかったのですが、10年目ということもあって、今回、行って来ました。
少し雲がかかりぎみだったものの、日が照りつける中、たくさんの方が訪れていました。

 えひめ丸慰霊式
ご遺族の方を含めて、日本からもハワイからもたくさんの参列者が集まりました
 

えひめ丸慰霊式
宇和島水産高校、愛媛県、ホノルル市などそれぞれの代表者の方が献花をしました

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えひめ丸慰霊式

 
おとといの夜だったか、NHKのニュースでハワイ日米協会のエド・ホーキンス会長が出ていて、慰霊式でみかんの苗木を植えるというニュースを見ました。

 そのみかんの木は、日本から持ち込むことが難しいということで、ハワイ、あるいはアメリカ国内でみかんの木を持っている方からの提供を呼びかけていたようです。

みかんの木がちゃんと準備できたのかと気になっていたところ、ありました。ちゃんと。
慰霊式がひと通り終わった後、関係者の方の手で3本のみかんの木が植えられました。 

えひめ丸慰霊式

 
とても悲惨な事故でしたが、それをきっかけにホノルルと愛媛との交流が深まっているようです。式でお話する方の口から必ずと言っていいほど出る言葉が「交流」でした。
ご遺族の気持ちを考えるとこんなことを言ってはいけないのでしょうが、あの事故と9人の生徒さんの死がホノルルと愛媛をつなぎ、ただの悲しい事故で終わっていないことが救いのように感じました。

先日、ホノルルフェスティバルのお仕事で、新潟県の長岡市長さんのインタビューをさせていただいたのですが、そのときにも、第二次大戦で長岡がアメリカから空襲を受けた長岡市と日本の攻撃を受けたパールハーバーあがるホノルルとが、お互いの立場を理解し合うことで、交流を深めていきたいとおっしゃっていました。

過去の悲しい経験や歴史から目を背けることなく、しっかり受け入れ、見つめることで、そこから力強い前向きな力が生まれてくるのだと思いました。

それは、毎日の生活や仕事でもそうなのかもしれませんね。
失敗や大変なことがあったりしますが、それをしっかり受け入れて、見つめると、それを克服しようとか、次には失敗のないようにこうしてみようとか、前向きな力に変わっていくんじゃないでしょうか。
「受けれる」ということは、簡単なことではないですけどね。
 

 えひめ丸慰霊式
ホノルルフェスティバルで一緒にプロジェクトをするカピオラにコミュニテイーカレッジの生徒さん達も来ていました。
偶然でビックリ。手作りの大きなお花を持ってみんなで供えました。

えひめ丸慰霊式